naxilaのブログ

雑記です

LOUD PARK感想・1日目

 今年もやります。

 まず前日までの予習状況は、さいあく。復習もいまいち。もうこうなったらアルバムを持ってないバンドは予習なしで新鮮な気持ちで接しようと開き直ることにした。
 
 さて、今年は第1回以来の幕張開催。
 宿は取らずに自宅から通うことに決めたのだが、何せ自宅は東京多摩のため移動時間は約2時間ということでやっぱり今年も開場時間到着はあきらめた。
 開演20分前あたりに到着。リストバンド待ちの長い列。しかし建物の入り口で「2日券はこちらへ」とガラガラの列に案内されるという…もうちょっと早めに分けてくれれば早く入れたんじゃないかと思うのだが…

 久しぶりだったのでのろのろ歩いて記憶を取り戻しつつ歩いていると11時をまわってトップバッターが演奏開始。

 うお、指定席ってこんなんなってんだ!そしてスタンディングエリアはちょっと狭くなっちゃったけど真ん中以外に柵がないのでステージ間の横移動が楽そうだ!


・BLESSED BY A BROKEN HEART

 「Move Your Body」をなんとなく覚えているだけという状態での出会い。
 デス声と普通の声を使うのだが、曲の中で使い分けるのではなく曲ごとに違うほうが多かったような、ということは今後の方向性はどっちか選ぶということも可能ということか、などと考えつつ見る。ギタリストがひとり正統派メタル的な長髪ワンレン+クールなアクションでほかのメンバーとはやや別世界な感じがちょっとおかしかったり。

・STEEL PANTHER

 開演前のマイクチェックが通常「one, two」とかいうはずがゲップだったり変な笑い声だったりするところからしてもう期待してしまう。

 そして演奏が始まってみればちゃんとした演奏をしつつも長いMC+長いギターソロ+引き延ばしすぎの曲終わりなどネタ満載。目立たない所でもマイクスタンドをいじくってたりMCやってる脇でお色直ししてたりと小ネタをちりばめる。また、地元ではどちらかというとコピーのほうがメインらしいということを聞いていたのだが、そのあたりはサッチェルのギターソロで雰囲気感じることができたかなと思う。足でバスドラを蹴りながら有名曲のフレーズを次々繰り出して盛り上がっていた。

 ここでちょっとグッズ売り場を見に行く。途中でLIV MOONが演奏中。すごい声。ヴォーカルが宝塚出身らしい。昔のNIGHTWISHとか、日本にもそういうルーツのある人がやってるバンドがあってもいいよね。

 で、ここでグッズ売り場に行ってみたらもうタオルと一番デザイン的に良さそうなTシャツの自分のサイズが売り切れてた。さらに公式サイトで見て気になってたFIREBIRDのTシャツが見当たらない、ということは早々と売り切れたということか。グッズ売り場だけは8時から開いてたらしいからまあしょうがない、明日また行こうということでグッズ売り場を後にする。

・OUTRAGE

 前回、グッズ売り場に並んでいて見逃してすごく残念だったということを書いたのだが…

 今回は昼ご飯を食べに行っちゃいました。すごい矛盾。しかしご飯を食べていたベンチがステージ後方の壁のすぐ裏だったから音は聞こえてた。いわゆるタイトな演奏という感じであー盛り上がってんだろーなーと思いつつ箸を動かす。ちなみにサマソニで初めて知った焼津丼。

FIREBIRD

 実はこの日の個人的目玉だったりした。昨年CARCASSでビル・スティアーを見て、そのギターを弾いてる姿にかなりやられてしまったのがきっかけだったりする。かっこいいというか情熱的というかソウルフルというか好きなものやってます的な感じがしたのがよかったんだな。しかし曲はちゃんと知らない。ただ、渋い音楽をやっているということは知っている。ラストの曲でハーモニカ吹きつつ歌うのを見てこの人はよいギタリストという以前にまずよいミュージシャンであるのだと思った(ただ、ラストの曲でギター弾かないってのはギタリストのビル・スティアーのファンの人的にはどう思うのか心配だが)。
 ちなみに来日直前にベーシストが脱退してしまい、今回の助っ人はその時紹介された時は名前がトミーなんとかさんであることしかわからなかったのだが、あとで調べたらCHURCH OF MISERY(日本のドゥームのバンド)の、なんとギタリスト。ありがとうございました。バンド名はどっかで聞いたことがあるなあと思って公式サイトを見てみたらレーベルが「Rise Above」、ああそうだBurrn!でリー・ドリアンが書いてるコラムを読んだんだ。
 ドラムソロの最中にルディックがタンクトップを脱いだのだが、そのときちょうど後ろから撮ってたカメラの映像がでかいスクリーンに映される。背中一面トラの刺青。あれいいタイミングだったなあ。

LOUDNESS

 数日前にキャンセルされたエース・フレーリーの代打。ほんとすみません。ありがとうございました。

 さて、毎回ヘッドライナーを聴くたびに思うのが自分は昔の曲を遡って聴いてないなあということで、周りの客はさすがにメタルの歴史をわかっているため数日前に参戦決定だったにもかかわらずイントロが始まると大歓声が起こっていたのだが、私はといえばLOUDNESSについても曲を全く知らないという状態で臨んでしまったため、「あああれが高崎さんか」「あれが二井原さんか」といちいち始まってから学習してしまうという具合。

 
 ここでちょっと休憩。サンクチュアリステージではLED ZEPAGAINが演奏中であり、とてもちゃんとした、あれは確か「Kashmir」が聞こえてきた。あれはかなり良さげだったのだが、疲れてたのでそっちまで行けなかった…

DOKKEN

 かなり後半になってから見に行ったのだが、ちょうどジョージ・リンチを紹介する直前あたりだった。曲の前後ではハグしていたものの、演奏中の絡みは特になかったためなにか考えさせられた。ジョージはおもに今のギタリストと絡んでました。ソロは二人でユニゾンだったみたいだから今のギタリストも結構いい腕であると思われます。今のギタリストはジョン・レヴィンといいつづりは違うのだがカタカナ表記がEUROPEのレヴィンさんと一緒。

 その後が最後の曲で「In My Dreams」だったのだが、ドンの腹の出具合と声の出なさ具合にちょっとショックを受けてしまう。バックコーラスのほうが声でてる(涙)。MCもバックコーラス用のマイクで時折ミック・ブラウンが茶々を入れてきてゆるい雰囲気になっており、ちょっとしまりがない感じ。

 ちなみに私が「In My Dreams」を知ったきっかけはメタル系のラジオやビデオではなく、ディズニー系のグループ(今思えばインシンクとかブリトニーとかクリスティーナがデビューしたのと同じ路線だったのかな)「The Party」がやったカバー曲。

ANTHRAX

 今回のヴォーカリストはジョン・ブッシュ。なんだけど、今後どうなるのかわからん。てかこのバンドはどうもヴォーカリストまわりがゴタゴタするな…
 というわけで今回はジョン時代の曲もやった。フランク・ベロはあいかわらずあばれててかっこよかった…
 前回予習結構予習してたから大丈夫だろうと思っていたら、3年の歳月が私の記憶力に勝ってしまっていた。だいぶ忘れてた…

ARCH ENEMY

 過去の曲をアンジェラ姐さんのヴォーカルを含め再録したアルバムが出たということもあり、オープニングが「Bury Me An Angel」。古めの曲を交えつつ、アンジェラ後のアルバムの主要な曲が入る。確か「Revolution Begins」は単独公演ではやらなかった記憶があるので(タイトル曲とビデオになった曲をやらないのは珍しいなあと思った記憶がある)ちょっと嬉しかったり。そしてラストが「Nemesis」でまたサビで泣きそうになったり。なんでかねえ。
 アンジェラ姐さんは今回黒の長袖Tシャツに黒レザーのパンツで露出度は控えめ。ちなみに袖口に葉っぱのマークが入っていて背中に黄色か金色で「STONED」の文字が…おいおい。
 
MEGADETH

 大変申し訳ありません、大佐。前半夕食にしてしまいました。お手洗いで「Hangar 18」を聴いてしまいました…

 新しいギタリストが若くてバカテクで余裕な顔して弾いてて、自分が耳栓してたぶん前回より二人のギターがよく聴こえてよかったなあ。そして大佐は相変わらず穏やかな笑みを浮かべていらっしゃいました。

JUDAS PRIEST

 私予習の方向性を完全に間違えて、リマスターで出た2枚組ベストを聴いちゃってて「British Steel」をいちども聴かなかったんだよなあ。そのため初めて聞く曲が多かった…

 さて、初めて見た神は…のっそりしてた、でもそんなバタバタした動き期待してないし。そしてゆったりした動きで下界を満足げな表情で眺めていらっしゃった。そして初めて生で聴いた神は…どうなんだ。昔の神を知る人は多少の衰えを感じているのかもしれないが、ハイトーンの絶叫や客との掛け合いのときのオペラちっくな声は素晴らしいじゃないか…

 またほかのメンバーを見てみれば、グレン・ティプトンは翌日見たFAIR WARNINGのウレ・リトゲンと同系統のような、微笑みながら見守る人のような、イアン・ヒルは低位置から動かずひたすら弾き続けているが、脇役に目が行くことが多い私は結構な回数目を向けてしまう。K.Kは一番メタル然としたアクションで、もっと若いころから見とけばよかったな…でもって1日目の終了時にカッコよかった人としてスコット・トラヴィスの名前を書いたわけだが、今の髪型が似合っててステキ、ってそっちかよ!そっちなのだ…セットの都合でひとりだけ高い所にいるのでカメラさんが入れないらしく、ドラムセットに取り付けたカメラの映像が時々映るのだがそのアングルがカッコよく見える角度で…ときどき笑ってたりしてまあナイス。

 ちょっと「Painkiller」を期待してたりしたのでそこだけは残念だったかな。
 せめてメタリオンの別冊読んでればよかったんだけどね、その辺の予習すらもしてなかったわけ。

 出口があまり混雑せず、かなりいいペースで歩いて海浜幕張駅へ到着、メタラー満載の京葉線舞浜駅へやってくる…すみませんでした。たまたまそれよりまえに座れたので、寝てました。こどもが前に立ってたかもしれないのによくわかりませんでした…