naxilaのブログ

雑記です

 いま、北方謙三の「三国志」を読んでいます。

 いやーこれまで読んだ岩波、吉川と全然ちがう。主人公的な人物をある程度決めたらそれ以外のことは書かないので「出師の表」が全文出てくるみたいなことはないし、かなりあっさり触れられる出来事もない。あとみんなあんまり悪いとこがない。呂布も奥さんひとすじだし、張飛がらんぼうものなのは「憎まれ役」だからだし、周瑜はあんまり孔明のことが嫌いじゃない。その人物の肉付けをするためなのだろうけど、岩波や吉川に出てこないどうやらオリジナルキャラが出てくるのでちょっと戸惑う。しかしガンガン読み進む。あと1巻。やっぱ五丈原で終わるみたい。