夢○夜

　こんな夢を見た。

　夜、居間で母に「おやすみ」と言って自分の部屋に行った。「おやすみ」と言ったものの当然すぐに眠るわけはなく、しばらく部屋の電気をつけたままベッドに寝転がって本など読んでいた。ところが、引き戸の隙間から漏れる光に気づいたのか、母が突然部屋の戸を開け、「さっきおやすみといったのにまだ起きているとは一体なんだ」というようなことをヒステリックに自分に言ってくる。母は戸を閉めて風呂に入りに行った。どうしてそこまで言われなくてはならないのかと多少むかついておとなしくこのまま寝てやるものかとそっと部屋を出て居間に戻った。
　夜食なのか夕食だったのかよくわからないが小型のチキンラーメンのようなものをそのままバリバリと食いつつテレビの画面を見る。と、いつのまにか自分が画面の中で出演者を眺める様子になっており、そこにはチュートリアルの2人がいる。また藤崎マーケットが「ラララライ体操」ではないネタを披露している。またその服装もいつものタンクトップではなく、ディランのような服装だ。ただし自分の視点が彼らのほぼ真横から、まるで舞台袖から眺めているかのようだったため、見えているのはコンビのうち1人の顔だけである。
　その後女性がテーブルに楽譜を広げてなにやら読んでいる。またBGMに中国語の歌が流れている。楽譜を見るとこれも、中国語である。曲名は簡体字3文字であったがもう思い出せない。その楽譜を読んでいる女性曰くこの歌は「奥○○薫」という女性がかつて歌っていた曲であるという。○○が何だったのか思い出せないが、自分は何故かこの曲のことを知っており、楽譜を読んでいる女性にこれは現在は奥貫薫として活動している女優さんが昔歌っていた曲であると告げる。ほら昔はなきんデータランドに出てたじゃありませんか、我々の世代だったら覚えているでしょうとチュートリアルの徳井氏に話しかけるが、徳井氏は記憶に無いようでなぜそんなことを知っているのかとあきれる風にテーブルに突っ伏してしまった。そこで自分はああはなきんデータランドはひょっとしたら東京ローカルだったのかもしれないと反省した。
　いつの間にか自分の部屋に戻ってベッドの中にいた。母にヒステリックに怒られたことを思い出し、明日は土曜日なのだから多少遅く寝ても余裕を持って寝られるではないかと考えつつ眠りに落ちる寸前、ああ違う、明日は月曜だと気づいて急に目が覚めた。