naxilaのブログ

雑記です

はじめに

 写真はこの日も駅前に出没していた人。今回、ほかに撮影している人がいなかったので止まってくれなかったので、足を止めてカメラを構えたらどんどん遠ざかってしまってこの小ささ。


 入場前、駅前の喫茶店でお茶と軽い食事をしたのだが、ここのカウンター席は「トレインビュー」がなかなか良い。新幹線+在来線が全部見える。ただ、ガラスの装飾がちょっとジャマだけど…(新幹線以外は全部装飾で一部曇りガラスになってるところだった)

 前日とほぼ同時刻に入場。グッズの列は短め。本当は最初っから下に降りたかったのだが、思ったより疲れているため、とりあえず最初のバンドは座って見ることにした。後半になるほど席が取りづらくなるから。

 それから、もう「ここは東京じゃないんだけどなあ…」って心の中でつっこむのをやめることにした…



・ALL THAT REMAINS
 
 この時間ですでに昨日見たよりでかいサークルピットが出現。朝から。
 ヴォーカルの人の腹筋に目を奪われる。
 あと女性ベーシストがデス声バックヴォーカルを取っているので驚く。

 アメリカのバンドさんは結構見た目気にするけど、ヨーロッパのバンドさんは年取るままに任せる、というイメージがあるのは私の偏見か?


・AMORPHIS

 ここでアリーナへ降りる。

 ヴォーカルはクリーンもデス声もできる人だが、個人的には低いクリーン声が好み。
 北欧のバンド特有?の哀愁であるとか言われているが、特にこのバンドにしか出せない雰囲気があるように思う。


・ANTHEM

 ここで実験。

 会場内のいろんな場所で音を聞いてみようということで歩きだす。

 スタートがスタンディングの後ろの方で、始まる前の最後のサウンドチェックでバスドラをドンドン叩いていたのがものすごく腹に響く。

 次、すぐには始まらないようなので外に出てウロウロし、そろそろ始まったかなというあたりでスタンド席へ入る入り口へ。

 出たらステージのほぼ真横。ここはだめだった。音がこもって聞こえる上にスピーカーに近いので音がデカい。すぐ出る。

 こんどはもっと出口に近い方の扉からスタンドへ。さっきより聞こえやすいな。再び外に出る直前、一瞬さらに聞こえやすくなったような気がする。

 でもういちど通路に戻って、ステージからいちばん遠い入り口からアリーナに戻る。
 
 結局、ステージ真横のスタンドはキツイということ以外違いがよくわからなかった。ひょっとしたら後ろの方がよかったかも…?

 肝心のANTHEMのライヴ自体はどうかというと、ラジオなどで聞くCDの音だとちょっとクセのあるハイトーンが苦手だったんだけど、ライヴだとそれほど気にならず、逆にすげー声出ててかっこいー、と印象がよくなった。


・ANDRE MATOS

 ここで悲劇その1。

 オープニングで声が聞こえない。マイクがお亡くなりになっている。何度か交換してやっと聞こえるようになる。

 長めのMCはカンペを頼りにしつつもすべて日本語でやってくれた。「アンドレ・マトスです!これが私のバンドです!」とか。「今日のことはずっと忘れません」という言葉を選んでくれたのだが、今日のアクシデントはこの気持ちを裏切るようなことになってしまい、申し訳なかった。

 このバンドのひとつの見どころであるエロイ・カザグランデ君だが、17歳とはいえさすがにメンバー中いちばん小柄でありながら、全身でドラムを叩く姿は素晴らしい。ドラムソロではマジ顔だったが、速い曲をやっていてアンドレが熱唱している後ろでややピンボケながら笑顔でドカドカ叩いているのが大型スクリーンに映っていたのを私は見逃さなかった。


WIG WAM

 グラムの衣装が強烈。隣のサウンドチェックをちょっと茶化してみたり、曲紹介のMCもちょっとカッコつけてみたり、いろいろやってくれる。

 ヨーロピアン正統派ちっく(また自分で書いててよくわからんことを…)なギターソロなどもあり、盛り上げ上手な印象。ちなみにギタリストのティニーはDREAM POLICE出身で、私は「IT'S ONLY LOVE」という曲しか知らないのだがその曲の印象からずいぶん変わったような、と思った。

 「3枚目のアルバムが出たら真っ先に日本へ行くぜ!」と宣言!


・LACUNA COIL

 クリスティーナ嬢は写真よりずっと美しい。バンド写真はメイクが濃すぎるんだよ。

 前にいる5人がほぼ等間隔でヘドバン炸裂、えらくカッコいい。衣装もよい。

 昨年のOPETHのように翌日探しに行くということはなかったのだが、金曜日に「KARMACODE」買ってきちゃった。結構お気に入り。ライヴではここからの曲が多かったのね。

 デペッシュ・モードの「ENJOY THE SILENCE」のカバーをやっていて、ゴス系バンドへの影響を考えさせられる。前の日記でちょっと書いたことがあるがLINKIN PARKのチェスターへの影響といいINSOCのCDの解説で名前が挙げられたことといい、いっぺんちゃんと聴いとかないといけませんな。


・TESLA

 前後のバンドを見ればまるでここで昼メシでも食っといてくださいといわんばかりの出演順である…
 
 「Hang Tough」をやや音を下げてやっていたのに少し寂しさを感じてしまったが、「Love Song」のあのギターのイントロを聴いたら涙出ちゃった。

 メンバー全員やや年齢相応に体が大きくなっていたのだが(特にブライアンが…)トミー・スキーオに代わり現在のもう1人のギタリストであるデイヴ・ルードが見た目も雰囲気も80年代後半から90年台初頭当時のトミーになんだか似ていた。


・SATYRICON

 メンバー登場、全員でメロイックサインを掲げ仁王立ち!かっこいいいいい!

 が、ここで再び悲劇。

 マイク再びお亡くなりに。アンドレのときよりひどい。結局1曲終わる直前にようやく何とかなるという状態…

 スタッフの身に何か起こらないことを祈ります。

 サティアーのヴォーカルはデス声ながら何と言うか、デス声でやや激しく詩の朗読みたいな、そんな雰囲気。サポートの女性キーボードのヘッドバンギングがえらいことになっている。フロストは筋肉がすごい(どこ見てんの?)。

 ちなみにLOUD PARK公式サイトにあるライヴ写真のコーナー、SATYRICONの1枚目のサティアー様の写真が美しい。


・SAXON

 序盤ご飯食べに外に出ちゃったのだが(確かANTHEM途中からずっと立ちっぱなしだったのでどっか座りたかった)、後半戻ってきたらものすごく盛り上がっていた。そういえばここ目当てと思しき人たちとすれ違ったりしたもんなあ。
 カメラ持ってきて「ウェブサイトに載せるぞ」とか「ジャンプ!」とか、若いファンも一緒になって楽しめる盛り上げ方はさすがである。
 「来年来るよ」といっていたかも。


HANOI ROCKS

 マイケル・モンローが予想以上に暴れまわっていて楽しかった。2日通していちばんステージ(とその脇)の幅いっぱいを使っていた。よく見えなかったが開脚もやってた。
 マイクのコードがマイクスタンドに絡まって(自分でぶんぶん振り回しているせいだが…)面倒そうな顔をしてほどきながら歌っていた。
 花束をどこかから持ってきて(ライヴ前に各社ブースでやってたイベントでもらったものなのでは)客席にばら撒く。ちなみにそこでバラをもらった人が後でMARILYN MANSONのときマンソン氏に渡していた。


ARCH ENEMY

 出演バンドが軒並み「ときおー!!」と言ってしまう中、「JAPAN」で通したアンジェラ姐さんは賢明であった。

 姐さん今回はショートパンツに黒のストッキング。ひょっとしたら網タイツだったかも。しかもその格好でライヴ前にサイン会に出てませんでしたか…?

 今回気になっていたのが「20キロ痩せた」というシャーリーがどんなんだか、ということだったのだが、そもそもその20キロ多かった頃がどうだったかというのを知らないということに気づいた。
 
 新しいアルバムからはそれ程多くやらなかったのだが(たぶん2曲ぐらい?)、来年来るということなのでそっちに期待。
 

MARILYN MANSON

 ほぼ1曲ごとに衣装を変え小道具もあったりして結構楽しめた。聖書燃やすのも見られたし。

 序盤、曲の雰囲気やパフォーマンスがちょっと内向き?とも思ってしまったのだが、かなりの回数客席へ向かっていくのでファンにも向かってるんだというのが感じられる。でもって結構みんなで歌えてノリやすい曲があるのよね。


・総括

 まず愚痴。

 別途ドリンク代500円はちょっときついなあ。ライヴハウスでのドリンク代もまだちょっと納得しきれてないところがあるんだけど、あれアルコール飲まない人損してるよね。
 
 それから公式サイトでペットボトル1本のみ持込可だったのが、着いたらダメってこれもきつい。私未開封のやつ出しましたよ。持ってる荷物に対してやや大きかったので隠しきれなかったし。会場の注意書き、最後に「ペットボトル」って手書きだったし。

 別に場内の飲食物が多少高いのは致し方ないと思ってるんですよ。野球とかそうだからね。しかし持ち込みのルールをいきなり変えないでほしかったなあ。

 あと各社ブースとかは場所の都合で場内の音が全く聞こえなかったんだけど、何となく聞こえる程度に流してもらえんだろうか。まあレコード会社のブースとかでビデオ流してるんで、そのジャマにはなっちゃうんだけど…

 
 続いて個人的な反省。

 昨年は翌日にCDを探しに行くというバンドが出たが、今年はそこまで入れ込むバンド出ず(5日後にLACUNA COIL買いましたが)。その分、終わった直後は「もっとたくさん音楽聴こう」という思いが去年より強くなった。
 また、この2年ひたすらライヴを見るほうに集中しているが、楽器のメーカーやレコード会社のブースをふらつきつつサイン会の整理券ゲットに挑む、みたいなのもちょっと魅力かも。
 しかし貧乏性だからなあ。今年は見てない間に何かが起こる(去年のDRAGONFORCEにおけるドラえもん、ザクギター)というのはなかったが(しいて言えば全く見られずに終わった4人編成OUTRAGEか)、そういうのを見逃しちゃったらもったいないと思ってなかなかステージから離れられないのよね…
 その辺、もうちょっといろんな楽しみ方をしてみようかなあと思った。

 って、来年も開催されるの当然、行くの当然みたいな感じで書いてますが大丈夫なんでしょうか。