「トミー」

　前売開始からちょっと経って買ったわりには、前からひとケタ台といういい席、と言いたいところだったのだが、字幕がステージ両脇にあるということでちょっと観づらい。さらに言えば、1階席前方は傾斜が浅く、前の人の頭がステージ中央に重なってしまうという不幸。さらにこの人がハンチング帽をかぶっているのがものすっごく気になってしまった。さらにさらに、この人の連れと思しきその隣の男性が頭かいたり、挙句携帯持ち出してるし。時計でも見てるのかと思ったが、携帯の画面にステージ映ってんじゃんよ！なにやってんのよ！

　というわけで、集中力をかなりそがれた状態で観なければならなかったのでした。
　目線をステージと字幕に行ったりきたりさせなければいけないので余計に舞台そのものに集中できない。ちょっとつらかったです。

　
　ただ、歌だけで話が進み、台詞がほとんどないので、アルバムを持っている人や、過去に映像で観ている人なら問題ないレベルなのかもしれません。ちゃんと予習してれば…

　やっぱりある程度のあらすじや予備知識などは仕入れていったほうがいいようです。開演前に読めなかったパンフを休憩中に見ていたら、トミーが人を家に集めるというシーンの背景について書かれていた部分があって、後半そのシーンが出てきてなるほどねーと思ったのでした。

　
　で、パンフによればエンディングはあえてはっきりさせなかったということで、確かによくわかりませんでした。ヘタすると曲の力で押し切っちゃったみたいに取られかねないというか。

　
　スクリーンの使い方や、ナレーターと書いてありましたが成長したトミーが序盤バンドと一緒にいてギター弾いてたり、下を見下ろしたりしているのが面白いなと思いました。またアンサンブルの皆さん？の歌はパワーがありました。