はじめに
写真はこの日最寄り駅に出没してた人。
さて、昨年に続きまた感想を書きます。
ちなみに今年もろくに予習ができていません。BLIND GUARDIANだけはリマスター発売の際に全部そろえましたが、聴きなおす時間と余裕がありませんでした。あとARCH ENEMYの新譜とHEAVEN AND HELL、というかロニー様時代のサバスのアルバム最初の2枚ぐらいしか聴いてません。他は「ラジオとかテレビとかで見た曲」ぐらい。今時アーティストさんのサイトとかyoutubeとかでそれなりに方法はあるんですが、パソコンの前にいられる時間が限られてるもので、と言い訳。
また、去年2日連続爆音の中にいたためにその後耳鼻科通いを余儀なくされたということもあり、今年は耳栓着用で参加しました。音響の点でちょっと気になることがあったのですが、耳栓をつけた上での印象なので実際の音とはちょっと違うのかなとも思います。
・CELLADOR
当日の日記のとおり、、グッズのながーーい列に並んでいて全く見られず。ただ、行列の後ろにいた時は会場の中でもドアが開けっぱなしになっている場所に近かったので、なんか速いドラムが聞こえてくるぞ、というのだけはわかった。
・OUTRAGE
結局ここまで見られず(涙)しかもCELLADORのときと違い各社ブースのあたりは会場へのドアが締め切られており(ステージの裏にあたる場所だし)会場内の音が全く聞こえてこなくなってしまった。期間限定の4人編成復活だということであまり知らない私でも楽しみにしていたのに。
ようやくスタンディングエリアに降り立った時には、THERIONのオープニングのSE(その後当日深夜のパワーロックトゥデイにて1曲目のイントロであることを知る)が流れていた。このイントロからして何かやってくれそうな雰囲気が。
ちなみに当日のパワーロックトゥデイに寄せられた感想でもっとも多かったのがこのバンドに関するものだったらしい。
私がラジオ番組に投稿する習慣があったらそうしただろうな。
ドラマーも黒い頭巾をしていたり(あとで外してたけど)、本を持って語りかけるように歌ってみたり、独特の世界観のようなものがある。さらにヴォーカリストが男女2人ずつ4人もいて、しかもそれぞれ実力派。やりたい音楽に合わせてヴォーカリストを選ぶという、通常のバンド編成としてはやや飛び道具的というかいい方向に反則気味というか(自分で書いてて意味がよくわからん)そういう感じではあるのだが、許す。聞かせどころで4人がすーっとやってきて前で並んで歌い出したときは軽く鳥肌立った。
・STILL REMAINS
ここで昼食とするため一旦アリーナの外に出て散歩しつつ昼食購入ということで、あんまりちゃんと聴いていない。結構クリーンヴォーカルが多くてメロディを歌ってるなという印象だけ残っている。
・FASTWAY
座席を確保してウーロン茶を飲みつつ鑑賞。バンド自体はほとんど知らなかったのだが(かなり長いこと活動してなかったらしい)、今回の活動再開にあたりヴォーカルをつとめているのが元LITTLE ANGELSのトビーだと知り結構楽しみにしていた。
トビー君は細くてとてもカッコよかった。声も若い頃の声しか覚えてない私には渋さというか味があるというか、若い頃にプラスアルファがあったように思った。
・NILE
ドラムが速くて曲が追えない!昨年のデイヴ・ロンバードに続きドラムが速すぎで笑ってしまった。
しかも途中で拍子変わってるし!
さらにドラム以外の3人が全員デス声でヴォーカルを分け合っているとは知らなかった…
エジプト風味デスメタルということだけは知っていたのだが、時折それっぽいドラムとそれっぽいギターのフレーズが入る。でもって複雑怪奇な曲なので、はまったら抜け出せなさそうな感じ。
・AS I LAY DYING
去年は2日目のトップバッターだったのだが、遅く行ったので見てなかったんだな。
この日全バンド上から見たわけではないけれど、この時点でいちばんでかいモッシュピット(サークルピット?)ができていた。
ベーシストがクリーンヴォーカルを担当していたけれど、やはり本職ではないというか、この手の音楽(?)でありがちなわりと高い音程で哀愁漂うメロディを歌う時はいいんだけれど、低い音のときがちょっと不安定。
このバンドを観ていたら、確かBurrn!の政則さんのコラムだったと思うが、GOTTHARDが来日した際、メンバーだかマネージャーだかが「日本でフェスに出るにはどうしたらいいか」と言っていたという話が載っていたのを思い出した。こちらのバンドの方がメタル寄りではあるが、GOTTHARD出ても大丈夫なんじゃないかな。お客さんの先入観が心配だけど、実際ライヴはCDよりへヴィだし…などと考えながら見ていた。
NOCTURNAL RITESが終わった直後ぐらいに席を立って夕食を食べる。せっかく席があったんだけど、暗いのでなにかこぼしても気づかなそうだったり音がでかかったりで落ち着いて食べられなかったので、結局外の通路の隅で座って食べちゃった。
その後どこから降りようかとふらふら歩いているうちに各社ブースのところに出た。
何やら人だかりができているので目を向けると、ブラガさんのサイン会が終わるところだった。席を立って帰っていくところまで見届ける。フレデリックの頭が小さいのとアンドレの背の高いのに今さら驚く。
ちなみに、席はあっても後半になると結構埋まってて、アリーナに座ってる人や恒例・生けるしかばねの皆さんも発生していた。
・MACHINE HEAD
MACHINE HEADの途中で「ここから先はもう座席には戻らん」と気合を入れて再びアリーナへ降りる。
6年振りと言っていたのだが、ロブ・フリン様(かなり男前)がとても嬉しそうにしていたのでこちらも嬉しくなった。客に向かって「乾杯!(日本語)」とひと口飲んでから(たぶんアルコール系)客へコップを投げていた。
耳栓をしていたので実際の音はどうだったのかわからないが、TRIVIUMのときはなんだか音がおかしかった。ドラムが腹と胸に響きすぎ、重低音がでかすぎてヴォーカルがよく聞こえなくなり、ギターソロが聞こえづらくなった。もうちょっと音がマシだったら曲がしっかり楽しめたのだが…
みんな若くてルックスもそれなりによく、そういえば会場内でTRIVIUMのTシャツを着ていたのは女性が多かったような気がする。ドラム以外の全員がヴォーカルを取れるのも面白い。大体マジ顔で歌っていたのだが、ひとりキイチくんだけは最初は決めていたつもりがだんだん笑顔になっちゃってたのがおかしかった。
感想:「えっ!もう終わり?」
あっという間すぎ。あと何をやってくれるかなと思いながら聴いていたら「Mirror Mirror」…
ハンズィさんが「今日はたくさんできなかったけど、また戻ってくるから」というようなことを言っていたところで「very very soon」という表現を使ったのでものすごく気になってしまった。何か決まっているのか単なる言葉の勢いなのか…2月以降、結局ANGRAもブラガさんも単独公演は実現してないからねえ。期待したくなってしまう言葉ではあった。
「Into The Storm」の最初で声が聞こえなかった。マイクが入ってなかったような。そしてこれが翌日に起こる悲劇の伏線になろうとは(大げさ)。
・HEAVEN AND HELL
別に去年のDIOのメンバーがダメだとかいうわけではなくて、トニー・アイオミとギーザー・バトラーが濃すぎるんですよ。「オーラが違う」みたいな。2人ともほぼ低位置から動かず、トニーさんがソロのときはやや中央にやってくるほかは、同じ場所で前後に移動するぐらいしか動いてないんですけど、それでも存在感がすさまじい。
終わったら他の3人を置いてさっさと引っ込んでしまうギーザー・バトラーがとても気になる。なぜか今回ベーシストに目がいくことが多かったのだが、ストラップ長めもカッコいいけど、ギーザー様のスタイルもいいな。
アンコールの「Neon Knights」の最後にもういちど「HEAVEN AND HELL」のあのイントロのギターのフレーズを入れるあたりうまいことやってくれる。当然大合唱であった。
開始はほぼ予定通りだったと思うが、終了時刻は15分ほどオーバー。
帰宅後はパワーロックトゥデイでBON JOVIの先行予約に挑む。無事予約完了。引換えは24日の午後11時までだ。
その後リスナーから届いたLOUD PARKの感想がいろいろ読まれていて、「音が悪い」というものもあったようだ。「これは場所にもよりますから」と政則さんが言っていたので、明日機会があったら同じバンドのプレイ中にうろうろしてみようかな、と考えつつ眠りに落ちたのであった。2時前後のHEAVEN AND HELLの記者会見の録音あたりまでは記憶があった。