naxilaのブログ

雑記です

音楽の話

 確かジョーイ・テンペストが2枚目のソロアルバムを出したときのことだったと思うが、「Burrn!」にインタビューが載っていた。家捜しすればどこかから実物が出てくるはずなのだが、ちょっと手間がかかってしまうのでうろ覚えの状態で書いてしまう。そのインタビューの中で、ジョーイにはその時点で出ていたヨーロッパのアルバムの印税が入ってきていないということを言っていた記憶があるのだ。


 今わたしが好きな音楽を聴いて「ドモアリガトゴザイマース、これからもがんばってくださーい」という意思表示をする場合、アーティストさんにただメッセージを送るなら公式サイトかなにかにメールを出したり、myspaceでもあったらそこに行ったり、あるいはこういう場で「これはおすすめですよ!」と言ってほかのみんなに紹介したりといろいろ方法はある。また「これからもがんばってくださーい」の表現として「金を払う」という行動があるが、そのための具体的な方法は「ライブに行く(チケットを買う、グッズを買う)」と「ちゃんとしたところのダウンロードサイトで買う」「レコード(CD)を買う」等だろうか。


 「レコード(CD)を買う」という行動で、最近では公式サイトでアーティストさんが直接売ってくれるところもあるが、ほとんどの場合アーティストと私の間には「レコード会社」がある。アーティストさんになりかわりレコード会社が全世界or日本全国のレコード屋さんに作品を置いてくれて、わたしはそれを買うわけだ。アーティストさんや裏方さんにお金が入り、レコード屋さんに作品を届けてくれるレコード会社にお金が入り、作品を置いてくれるレコード屋さんにお金が入る、と。

 
 が、レコード会社というのは会社というわけで、やっぱり儲からないといけないので、あんまり会社にとっての利益が上がらないアーティストさんがいると「ドロップ」と言われるよーな現象があり、「廃盤」なんてのもある。レコード会社さんがそれをやってしまうと、わたしとアーティストさん、その作品をつなぐものがなくなってしまうのだ。


 たまたまラジオとかテレビとかでいい音楽に出会って「これがほしい」と思っても既に廃盤ということになっていた場合、「がんばってくださーい」ができないではないか。


 お金がなかった頃、興味があっても手が出なかった作品があって、その頃に比べればだいぶ経済力もあがったのでいよいよ買おうと思っても「廃盤」あるいは「あの人は今」状態だと「あの頃はごめんよー、元気でやってるかああ、遅くなったけどお礼ー」という意思表示をしたくてもできなくて近所のブックオフをさまようことになってしまうではないか。


 で、日記のタイトル、ということで。
 どうにかならんでしょうか。