naxilaのブログ

雑記です

これは難しいけど楽しい

 普通のアルバムだけでも8枚出てるし、しかもそれぞれ長い曲揃いだし、メンバーのプロジェクトやらカバーやらで、1回の演奏時間が2時間強だとしたら、そこから何を出してくるかというのは聴く側からすればかなり絞りづらいですよ。そして新しいアルバムが出たり、引き出しの多い人たちですから「海外のあのショウであのカバーやったらしいよ」という知らせがどんどん入ってきて、あれも聴きたいこれも聴きたいというのが増えてくるわけだから、もう嬉しい悲鳴ですよ。

 そこへ来てこのヒトたちというのは、セットリストをあんまり固定しませんし。全ての曲に演奏されるチャンスがあるといってもいいのではと思ってしまうぐらい。自分の聴きたい曲が100%演奏されるとは限らないという、悪く言えば「当たり外れがある」ということになってしまいます。

 が、それは逆に「あれも聴きたいこれも聴きたい」をいう願いを最大限にかなえてくれる姿勢と取りたいです。この日のセットリストはこうだった、ということは私の聴きたいあの曲は今回なしかあ、ということにはならない。ということは今日はひょっとして!と期待させてくれるし、また期待通りになっちゃって狂喜乱舞だってありうるし。私は前向きに取りたいなあ。聴きたかった曲が1曲も入ってなかった、ということはまずありえないんだし。毎回「あれが聴きたかったなあ」と思わせてくれるほどいい曲いっぱい持ってるってことですよ!そして「今度こそ」と終わったときから次の来日を期待できちゃうということですよ!さらに自分の音楽に対する興味の幅をガンガン広げてくれる存在でもあるわけですよ!

 といっておきながら、「メトロポリスパート2」から聴き始めた自分はそれ以前の作品の聴き込みが甘いため、始まる前は「1stとかチェンジオブシーズンズあたりが来たらちょっとやばいかも」と緊張していたのでありました。結局そこも飛び越してマジェスティだったわけですが。一応バンドの歴史として知ってはいたし、スクリーンにロゴが出たら曲は知らないのに嬉しかったなあ。でこのバンドの場合、必ずしもノリノリでなくてもよいというか、じーっと見入ってしまってもある程度許してもらえる時間帯があると勝手に思っているので、曲は知らなくても一生懸命聴いてました。